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「自然免疫ってなんですか?」

免疫システム(免疫力)には、大きく2つの流れがあります。1つは「自然免疫」で、最も重要な免疫の基本!です。古くから「体の抵抗力」とも呼ばれていますね。
2つ目は、「獲得免疫」です。「自然免疫」のみでは手に負えない程、強敵で、数も多い場合に活躍します。

残念なことに、「自然免疫」を軽視し、抗体(獲得免疫)を重視する論調が世界的に見られることに憂いを感じていました。

そこで、「日経ビジネス」に5月30日以降コメントを投稿しております。 原本は、「日経ビジネス電子版」でもご覧いただけますが、今回当院ホームページのコラムにも掲載いたします。ご参考にしていただければ幸いです。


世間は、抗体!抗体!と『獲得免疫』にばかりに注目しておられますが、特に変異しやすい(15日毎?)コロナ・インフル等のRNAウイルスには、パターン認識する『自然免疫』が、より重要だと思います。

「抗体」は、ICBMをミサイルで迎撃する際の命中率程度でしょうか?

粘膜上皮に付着(感染)した「新型コロナ」も、ウイルス量が少なければ、唾液・鼻水・涙・粘液等で洗い流されたり、『貪食細胞(好中球・樹状細胞、NK細胞等)』に処理され、発症には至らないと思います。

しかし、「粘膜が乾燥状態」なら、上記の「バリア機構」が十分機能せず、上皮細胞にウイルスが侵入する可能性が高まります。

もし、ウイルス量が少なければ、TLRs(トルライクレセプター)インターフェロンオートファジー発熱などの『自然免疫防御機構』で、対応可能ではないでしょうか。

多くの日本人は、「手洗いやお手ふき」で、食事前のウイルス量をかなり減らしているから、『自然免疫』で「新型コロナウイルス」を上手に処理できているのではないか?と想像いたします。

海外の方々は、一般的に、「手洗いやお手ふき」無しで、いきなり、 パン・ピザ・サンドイッチ・バーガー・ポテトなどを手づかみで食しますから。

自然免疫』で防御可能と仮定すれば、大量のエネルギーと時間を消費する獲得免疫』の出番は少なくて済みます。当然、B細胞も「抗体」を産生する必要性が低下します。

例えるなら、交番のお巡りさんが自転車で現場急行するのと、「連合艦隊」が出撃する差でしょうか。
だとすれば、「血中の抗体」を測定しても、「免疫の有無」や「感染の既往」は、的確に診断できないのではないでしょうか。

近年、『自然免疫』にも記憶(エピジェネティック)があると報告されているようです。

ところで、「新型コロナ」の付着(感染)は、 確率論だとは思いますが、「発症・重症化」は、生活環境・習慣に左右され、「死亡率」は、医療環境の影響が大きいと思います。これらは、「人種差」以上の因子だと思います。(多様性があり断定はできませんが)

基本的に、免疫システム(免疫力)が、正常に機能出来るかどうかが、勝敗を決定付けていると思います。
やはり、ウイルスの量を減らし、「よく食べて、よく寝る!」ことで免疫力を維持!するのが大切ですね。

戦国時代に例えると、外堀(自然免疫)で外敵を防御できれば、被害は少なくて済みます。
しかし、外堀(自然免疫)が埋められ、内堀(獲得免疫)まで攻め込まれると、被害も甚大なものになります。
さらに、内堀(獲得免疫)まで埋められれば、落城(死)が間近です。

ところで、冬季には、欧米人は、あまり入浴( シャワーを含む)しない傾向が見られます。

格差社会のアメリカでは、光熱費・水道代が払えない貧困層も多く、なおさらでしょう。
つまり、全身に微生物(細菌・真菌・ウイルス等)が、多量に付着したまま寝床に入るわけです。

まさに、「微生物の温床」と呼べる状態の中で、毎晩6〜7時間『新型コロナ(嬢?)』と添い寝!をする状況ですね。
はしご酒の後、爆睡のご経験は、皆様お持ちとは存じますが、 多くの日本人は入浴好きで、彼らとは「頻度」が決定的に違うと思います。

間食を含め、毎食ごとに「新型コロナを摂食」し、夜な夜な添い寝!をすれば、当然、、、。
幸い、日本は負けない状態を維持していますね!

最近、「従来の風邪コロナ」と「新型コロナ」に、『交差反応』の存在が報告されました。
つまり、「従来の風邪コロナ」を認識する「ヘルパーT細胞」の内、34~50%が、「新型コロナ」にも反応したそうです。

しかし、海外でこれだけの死者が出ている以上、「ヘルパーT細胞」の活性化だけでは不十分であり、「獲得免疫」の防御力には限界がある! という証左だと思います。

一方、『自然免疫』が注目され始めたのは、2011年以降のことですから、研究報告も相対的に少ないようです。

ところで、新型コロナの重症化には、「基礎疾患」の有無も重要ですが、投与されている「治療薬」による、免疫系への副作用(薬害!)は、あまり報道されません。

巨大スポンサーである製薬関連企業への忖度でしょうか?

治療薬・ワクチン・検査機器・検査試薬・・・。
金の成る木は沢山ありそうですからね。

アメリカでは、病院に行けない貧困層が、アスピリン等の安価なカゼ薬・解熱剤(NSAIDs)を、安易に服用することで、更なる重症化を招いています。

「新型コロナ」を含む『薬害』に関しては、浜 六郎先生が日本の権威だと思います。
『薬のチェック』を検索して、是非ご覧ください。

そもそも、あれだけ多くの中国の方が春節の頃まで来日されていたのですから、日本人の相当数が既に「新型コロナ」に暴露(感染)し、 大多数は『自然免疫』で撃退できたのでは?と私も妄想しております。

「抗体の存在」で、免疫の記憶がある程度簡便に測定できる『獲得免疫』とは異なり、『自然免疫』の記憶(エピジェネティック)を測定するのは非常に困難ですから、真相究明は、まだまだ先の夢となりそうですね。

ところで、基本的に、「新型コロナのPCR検査」で検出されるのは、 「ウイルスのRNA量」のみです。

実は、「RNA」が、『生きたウイルス由来』なのか、免疫システムで処理(不活性化)された『死んだウイルス由来』なのかは不明!なのです。

つまり、『PCR陽性!』の解釈として、既にウイルスは死滅して感染力が無いのか?
感染力のある生きたウイルスがまだ存在しているのか?
「PCR検査結果」単独では、判定できないようです。

詳細は、以下の日経メディカルの記事をご参考に。
国立病院機構仙台医療センター・ウイルスセンター長西村秀一氏
そのPCR検査の結果の解釈は正しい?
RNAコピー数と感染性ウイルスの存在は独立している可能性

最近のLancet Infectious Disease誌によると、「新型コロナ」は、わずか3ヶ月で、PCR検査用のプライマーが認識する塩基配列に14%の変異が見られたそうです。

つまり、『PCR検査』では、正しく検査を行っても、わずか3ヶ月で、 14%の患者を見落とす可能性が有るということです。
3ヶ月で14%見落とすならば、1年後には56%の患者を見落とすかも知れませんね。

当然、PCR検査用のプライマーの設計は、『研究施設』により多少異なります。
つまり、患者を見落とす確率も、わずか3ヶ月で、14%以上の製品もあるでしょうし、14%以下の製品も存在すると考えられます。

『PCR検査』の精度を維持するためには、検査に必須であるプライマーを、3ヶ月毎に設計し直す必要があるとするなら、「費用対効果」の点でも問題山積だと思います。

最近、富山県立大のグループが、下水処理場で採取した「下水」から、『新型コロナのRNA!』を「PCR検査」で検出したそうです。

従来、「RNAは不安定!!」と刷り込まれていましたので、「糞便中」の検出にも懐疑的な意見がありましたが、遥か彼方の「下水処理場」でも検出可能とは、驚愕の事実ですね。

おそらく、新型コロナRNAの「全配列は不安定」ですが、バラバラになった「部分配列は安定」しているのでしょう。

まるで、動物が死後も、「毛皮・骨・歯」を永く残すように。

虎は死して皮を留め、コロナは死してRNA断片を残す。

ところで、日本における免疫学の権威の一人、大阪大学の宮坂 昌之教授によると、
『抗体(ミサイル)』にも、『善玉抗体』・『役立たず抗体』・『悪玉抗体』があるようです。

「迎撃ミサイル!」に例えるなら、『善玉抗体』は、命中精度の高いミサイルで、防衛に寄与します。
役立たず抗体』は、命中精度の低いミサイルで、無益です。
悪玉抗体』は、敵ではなく、誤って味方を攻撃するミサイルで、有害です。(抗体依存性感染増強!)

たとえ「ワクチンを接種」しても、「どのタイプの抗体」ができるのか?不安ですね。

「新型コロナ」は、変異が早い(15日毎?)ので、『抗体(ミサイル)』の命中精度は、ドンドン低下していくでしょう。

にもかかわらず、『抗体(ミサイル)』を製造するには、大きなエネルギーと時間が必要です。はたして、それに見合った効果は???

約100年の研究開発にもかかわらず、「インフルエンザのワクチン」が、あまり役立たないのもうなずけます。

結局、『抗体』の有無で、「新型コロナ」の「免疫の有無」や「感染の既往」を診断しようとする行為は、「ミサイルの保有数」で、北朝鮮の「国力を判定」する行為と同格でしょう。

全国的に梅雨や台風のシーズンを迎え、大雨がとても心配ですね。
世界的な気候変動に伴い、記録的な豪雨が観測され、毎年、洪水による甚大な被害が報道されています。

洪水による甚大な被害を未然に防ぐ(予防)には、『堤防の点検と補修・補強』が大切になります。

さらに、根本的に「ダムの貯水量」や「河川の流量」を増やすため、 手間と時間はかかりますが、浚渫(しゅんせつ)作業で、水底に堆積した土砂・ゴミ等を除去する必要があると思います。

記録的な豪雨も「道路冠水」程度ならば、被害も軽微なのですが、いざ堤防が決壊!すると、『床上浸水・家屋倒壊・行方不明者』等の甚大な被害!が発生します。

大規模災害!になると、警察・消防のみでは手に負えず、自衛隊の派遣が必要になります。さまざまな軍用装備・隊員等を活用し、人命救助・被害拡大の抑制・復旧活動等が行なわれます。

『感染症』も、自然免疫(堤防)で、微生物(細菌・カビ・ウイルス等)を防御できている内は、病状も軽度で済みます。
ところが、微生物が増大!し、自然免疫が突破(堤防が決壊)されてしまうと、病状も急激に悪化し、全身に悪影響が出てしまいます。そこで登場するのが、獲得免疫(自衛隊)です。

つまり、獲得免疫(自衛隊)とは、自然免疫(堤防)を突破して『大量に侵入した外敵や異物』に対し、大規模災害時に出動する自衛隊と同様、さまざまな軍用装備(抗体)・隊員(リンパ球)等を駆使して、感染拡大の抑制・外敵の処理を行う特殊部隊なのです。

誰しも、「雨の日」は気分も晴れませんし、「微生物」のことを考えると気が滅入りますね。

しかし、適度な降雨は、『恵みの雨!』として必要不可欠です。
同様に、『微生物との共生・共存』も必須!ですね。

使い古された表現ですが、宇宙船地球号の乗組員は、人類だけではありません。
「多種多様な生物・自然」との共存を、考える良い機会ではないでしょうか。

かつて、「細菌感染」は「抗生物質」で制圧できる!と期待され大量投与されました。しかし、人類の予想に反し、『薬剤耐性菌』の出現が大きな脅威!となっています。

「天災は忘れた頃にやって来る」と申しますが、感染症も天災!です。必ず「新型コロナ」の次が控えていると思います。

やはり、生活習慣・環境(水底のしゅんせつ等)を整え、自然免疫(堤防)を大切にすることが、命を守ることにつながると思います。


BCGの接種により、「新型コロナ」の「感染率」に差がないとするイスラエルの論文がありますが、この研究はBCGが「重症化」を防ぐかどうか、という最も重要な設問に全く答えていないようです。

宮坂 昌之教授の発言(日経メディカル)は、以下の通りです。
『イスラエルの論文では、30~40歳代の患者しか見ていません。この年代では発症者数には差がなかったということですが、この年齢層は一番重症化しにくいわけです。実際、非接種群、接種群ともに約3000人調べて、重症化したのはわずか1人ずつでした。』

『BCGには自然免疫を高める効果がありますし、trained immunity(訓練免疫)といって、その効果は骨髄幹細胞にエピジェネテックに記憶されることが近年明らかになっています。』



6月21日(日)の日経新聞の記事からの引用です。

新型コロナウイルスの感染拡大は2019年秋には中国で始まっていたと指摘する分析が相次いでいる。ウイルスの全遺伝情報(ゲノム)に基づき、英国など複数のチームが報告した。中国武漢市で最初の患者が確認される前に、人から人への継続的な感染が起きていたことになる。中国のどこでどのように発生したのかは手がかりがなく、謎は深まっている。

英ユニバーシティー・カレッジ・ロンドン(UCL)などは、19年10月6日~12月11日に中国で人への感染が始まったと推定した。米中欧などの患者7500人超から採取したウイルスのゲノムから割り出した。新型コロナが早い時期から各国に入り、流行の引き金をひいたとみている。

英ケンブリッジ大学なども約1000人から採取したウイルスのゲノムから、19年9月中旬~12月初旬に人への感染拡大が始まったと分析した。

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