可能性としては、
①歯周病が悪化して、歯周膿瘍(歯ぐきにウミがたまった状態)ができてしまうと、歯ぐきが赤く・大きく腫れて、痛みを伴います。腫れがひどいと頬まで腫れてお顔が歪んで見えることもあります。早めに丁寧なプラークコントロールと適切な歯周病治療を行わなければ、何度も腫れを繰り返します。その度に歯の周りの骨が破壊されていきますので、近い将来歯を抜かなければならなくなるかも知れません。
②歯根の先端部の根尖病巣が悪化して、歯根膿瘍(骨の中にウミがたまった状態)ができてしまうと、やはり歯ぐきが赤く・大きく腫れて、痛みを伴います。腫れがひどいと頬まで腫れてお顔が歪んで見えることもあります。早めに適切な根管治療をしていただかないと、頻繁に膿瘍が再発し近い将来歯を抜かなければならなくなる可能性があります。
③子供の頃に発病していない場合は、大人でも流行性耳下腺炎(おたふく風邪)の可能性があります。流行性耳下腺炎の特異的治療法は存在しません。首やほかの腫脹箇所を冷やしたり暖めたりすることで症状が軽減される場合もあります。また、アセトアミノフェンやイブプロフェンを鎮痛のために経口投与します。
④何度も耳下腺炎をくり返す病気に反復性耳下腺炎(はんぷくせいじかせんえん)があります。無症状で慢性炎症のある耳下腺に、かぜや疲労などで体力が低下したときに、口腔内の細菌が耳下腺の導管から入り、慢性炎症の急性増悪がおこる病気です。多くは10歳未満の男女にみられます。成人では女性に多くみられます。治療法としては、できるだけ早期に抗菌剤を投与します。また、虫歯や慢性扁桃炎(まんせいへんとうえん)がある場合は早期に治療し、丁寧に歯磨きやうがいをすることで口腔内の細菌数を減らし清潔に保つことが大切です。
梅新デンタルクリニック院長 米村幸城が、私自身の想いや考えを何かの形にして表現したい、という想いから生まれました。患者様へのメッセージサイトです。ぜひご覧下さい。 ≫米村幸城 歯科医の哲学
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