口内炎の治療法として、
① まず丁寧なブラッシングとうがい薬で、お口の中の細菌の数を減らし清潔にすることが大切です。特に唾液の分泌量が少ない方は細菌が増えやすいので要注意です。
② 痛みが強くて食事がしにくい場合は、ステロイド入りの軟膏(ケナログ・アフタゾロン等)を塗れば、免疫細胞の働きを抑制し痛みが和らぎます。
③ ビタミンB2が不足している可能性がある場合(それほど割合的には多くないですが)、ビタミンB製剤に効果があります。
ステロイド入りの軟膏は、原因をなくすのではなく、症状を緩和させる対症療法です。乱用すると、口内炎の治りが悪く長引くことがあります。
まれに、「口内炎だと思ってほうっておいたら『ガン』だった。」という場合がありますので、 油断は禁物です。
特に、「白板症」と「紅板症」は前ガン病変と呼ばれています。
白板症は口の中の粘膜が厚くなり、白く見える病変で約10%がガンになります。
紅板症は口の中の粘膜が薄くなり、赤く見える病変で約半数がガンになります。
「口内炎が2週間以上治らない!」と思われたら、歯科医院を受診することをお勧めします。
梅新デンタルクリニック院長 米村幸城が、私自身の想いや考えを何かの形にして表現したい、という想いから生まれました。患者様へのメッセージサイトです。ぜひご覧下さい。 ≫米村幸城 歯科医の哲学
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