梅新デンタルクリニック
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歯科金属アレルギー治療を受けたい

人間は千差万別ですので、体質(免疫反応)も個人個人大きく異なります。例えば、「蕎(そば)や小麦アレルギー」は当事者にとって大変深刻ですが、多くの方にとって蕎や小麦は全く無害で、むしろ栄養価が高く人気のある食べ物です。いまや国民病とも言える花粉症もアレルギーです。では、なぜアレルギーは起こるのでしょうか?

そもそも、免疫細胞(体の防衛軍)が相手を『異物(敵)』と判断した時に、アレルギー(戦争)が起きるのです。 400万年とも言われる人類の進化の歴史を紐解いてみても、数百年〜数千年前まで人類は、金属や化学物質とは全く無縁でした。 口にする食べ物も地産地消が原則でした。

しかし、近年(特にこの百年)、人類は遺伝子的には全く変化していないのに、私たちを取り巻く生活環境は激変しています。アレルギーの原因物質(アレルゲン)となる異国の食べ物・植物・生物、化学物質、金属、遺伝子組み換え食品、等など、私たちの先祖が接した経験のないモノは枚挙にいとまがありません。

たとえば、汗や唾液で金属から溶け出した金属イオンが体のタンパク質と結びつき、タンパク質を変質させると、貴方の体の免疫細胞(体の防衛軍)は、それを『異物(敵)』と判断します。当然、敵を退治するために免疫細胞による攻撃がはじまります。これがアレルギー反応です。
短期の局地戦(かぶれ程度)であればよいのですが、全面戦争(アナフィラキシー等)となると被害も甚大です。

では、アレルギーを防ぐために、私たちはどうすれば良いのでしょうか?

第一に、原因物質をできるだけ体に入れないことです。
例えば金属アレルギーの場合、ニッケル・パラジウム・コバルト・水銀・クロム・アルミニウム・スズ・銀・亜鉛・銅などが含まれたアクセサリーを、身につけないようにする事が大切です。

もし、原因が歯科金属の場合は、歯医者さんで金属を除去してもらい、金属アレルギーの心配のないセラミック系の素材と交換する必要があります。今現在、金属アレルギーの症状が出ていなくても、長い年月の間に溶け出した金属イオンが蓄積され、発症する場合もあります。早めに危険な金属は除去した方が良いかも知れません。

金属アレルギー

ところで、金属は単体(純度100%)で存在する事は非常にまれです。ほとんどが複数の金属が混ざり合った【合金】として存在しています。合金の種類はそれこそ無数にあるため、パッチテストでは、判定できないケースもあります。

第二に、私たちの体の何処かに、慢性の病巣(細菌感染)があると、免疫細胞(体の防衛軍)はすでに“臨戦態勢”に入っていますので、アレルギーの原因物質に過敏に反応しやすくなります(病巣感染)。

例えば、歯周病・根尖病巣・蓄膿・扁桃炎・腎炎などの慢性の病巣がある場合は、その病巣が治癒すればアレルギー症状が改善される可能性があります。慢性の病巣の有無を充分に検査し、治療する事も大切です。

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