先天的(遺伝的)に永久歯が存在しない場合、乳歯がいつまでも残っていたり、乳歯が抜けた後に歯が生えてこないので「すきっ歯」になる可能性があります。乳歯が残っているのであれば、できるだけ乳歯を活用するのが賢明だと思います。乳歯でもMI治療で歯を保存すれば一生使える可能性もありますので決してあきらめないで下さい。私の父(77歳)も1本乳歯がありますが、幸いMI治療で健在です。
一方、永久歯が顎の骨の中には存在(埋伏歯)していても方向が悪く、萌出できない場合もあります。
まず、レントゲンやCT撮影で埋伏歯の状態を正確に確認する必要があります。運良く歯科矯正治療で埋伏歯を引っ張り出せる場合もあります。しかし、埋伏している位置が非常に深い場合や歯根が強く弯曲している場合は非常に困難が予想されます。