梅新デンタルクリニック
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歯をほとんど削らない『ダイレクトブリッジ』

なぜ歯医者さんは抜歯後にインプラントをすすめるのか

グラグラになった歯周病やかなり進行した虫歯は治療が難しく、保険診療では経営が赤字になるため、一般には、「抜歯をするのが適当である」とされています。この場合、患者さんにとっての最善の方法として抜歯が選択されているのではなく、医院都合での抜歯と言えなくもありません。

しかも、抜歯さえしてしまえば、その後ブリッジ・入れ歯・インプラントなど、医院が先々儲かるシステムになっているので、歯科医が努力すれば本当は残せるかもしれない歯も、「抜歯が適切である」という判断に至りやすい傾向はあると思います。

さらに、インプラントは大阪では概ね1本30〜40万円です。原価や技工代を除けば、あとは全て医院の利益になります。インプラントがアメリカから日本に入ってきたころ、「インプラントは歯科医の救世主」とまで言われました。入れれば入れるほど儲かるからです。そのため、インプラントを導入する歯科医院が急増し、治療の選択肢としてはもちろんですが、医院の経営面からも患者さんにインプラントを勧める医院が多くなりました。

インプラントが適合するのは10人中1人か2人

ところが、大学病院のデータからも、実際には、インプラントが合う患者さんは10人のうち1人か2人だと言われます。私がインプラントをおすすめできる患者さんは、抜けた歯が1~2本であごの骨が充分に厚く、歯周病が完治していて、インプラント後のメンテナンスがきちんとできる方に限ります。

しかし…残念ながらほとんどの患者さんは最初の2つの条件に当てはまりません。上記のような患者さんの口腔内の条件に加えて、インプラントは手術(オペ)を行うため、医院側の設備、技術、滅菌消毒の徹底などが非常に難しく、日本できちんとインプラントのオペができる医院はそれほど多くないように思います。

MIブリッジ(ダイレクトブリッジ)という選択

私は、1~2本の抜歯(あるいは、1~2本歯が抜けた状態)であれば、ダイレクトブリッジをおすすめします。ブリッジは、固定性が高く歯が安定するので、比較的かたいものも食べることができます。

ただし、保険のブリッジの場合は、両隣の健全な歯をかなり大きく削り取らないと固着できません。また、セメントの質も良くないので時間と共にセメントが劣化し、隙間から虫歯になって両隣の歯も最悪抜歯…という目に遭うことも少なくありません。

私がおすすめするダイレクトブリッジは、両隣の歯をほとんど削らすに接着できます。健全歯への負担が少なく、ぴったりと接着するので虫歯になる可能性も少ないのです。私の父も10年以上前にダイレクトブリッジを行ないましたが、今もまったく問題なく機能し、両隣りの歯を含め、予後も大変良好で本人も喜んでいます。

抜歯の本数が多い、両隣の歯がかぶせ物の場合は

もし抜歯の本数が多かったり、両隣の歯がかぶせ物の場合にはダイレクトブリッジができません。その場合には、私はノンクラスプデンチャー(部分入れ歯)をおすすめします。

保険の部分入れ歯の場合は、金属のバネが目立つので、入れ歯が一目で分かります。また、金属のバネをかけた歯に無理な力がかかって歯周病が進行してグラグラになったり、虫歯になったりして、更なる抜歯の危険性もあります。

当院で行うノンクラスプデンチャーは、ノン・クラスプという名の通り、金属バネのない入れ歯です。歯ぐきと同じピンク色の、弾力性のあるやわらかい樹脂でバネを作ります。パッと見ても分かりませんし、歯に無理な力がかからないので歯が長持ちします。

インプラントを推奨している医院は、インプラント以外の選択肢(主に保険)では歯がダメになってしまうことを強調する場合もあると聞きますが、手術がこわい患者さんや疾患などの理由、金銭的な理由でインプラントが選択できない方も多いと思います。38年以上歯科医を続けてきた経験から申しますと、当院で採用しているダイレクトブリッジやノンクラスプデンチャーは、抜けた歯を補う優れた治療法だと思います。

インプラントをすすめられて他の治療法をお探しの場合やお困りの場合は、遠慮なく、セカンドオピニオンとしてご相談にご来院ください。

当院でダイレクトブリッジを入れた 患者様の声と症例写真
当院でダイレクトブリッジを入れた患者様の声はこちらから

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